【猫との暮らし】甲状腺機能亢進症になって6年。うちの子の末期症状

スポンサーリンク

この記事は10分で読めます
*本ページはプロモーションが含まれています

体重は2.3キロ

甲状腺機能亢進症は
中高齢の猫に比較的よくみられる病気の一つです。

特徴としては

・よく食べるのに痩せる
・声が大きい。
・夜鳴きをする。
・目がぎらぎらしている
・高齢猫らしくない活発さ

うちの子は
これすべて当てはまります。

甲状腺ホルモンが作られすぎているのは
間違いなさそう。

そして、末期はどうなるかというと

「燃え尽きるように死ぬ」

と言われています。

食事療法も投薬もやったけど
効果があったのははじめの数か月だけで

体重はダラダラと減っていき
症状はひどくなっていきました。

そんな中、ついに

もうダメだと思った23日から
今日、10月26日現在


奇跡的によくなりました。

猫の命は強いです

薬をやめて自然に任せることにした
ここ数日の奇跡を時系列でつづります

末期症状から回復まで

ひどく痩せて
毛割れも毛玉もでき
うつろな目でうずくまる愛猫

水とご飯を拒否したことから

通院と投薬はやめました。

甲状腺の薬をやめたら
症状がひどくなって

そのまま亡くなると思いきや

肺のガンらしき白い物体は消え
すぐに溜まると言われた
胸水もたまっていません。

甲状腺の症状は
薬を飲んでいたときよりも
改善しました。

当時の様子をメモしていたので
わが子の甲状腺機能亢進症に悩む方のために
この記事にまとめます。

10月23日水曜日

少しもご飯を食べなくなって2日目

朝、5時50分
トイレにうんちあり
吐いた跡もあった

水を吐いたようで落ち込んでいる。

抱いて外に連れ出した。

縦抱きで肩にかかる腕に力がある。

食事を全部新しいものに変えるが
食べたくなさそう。

子供達が起きだす

今日はかなりしんどそうだ。

先週金曜日の夜みたいにウロウロして
落ち着ける場所を探している。

また嘔吐
ほとんど水で無臭

すぐに拭いて大丈夫だよと声をかける。

ゴミを出そうと玄関を開けると
自分から外にでたので見守る

カメラを持ってきて写真をとる
やはりカイリは最高に可愛い。

少し歩いてはしゃがみ込む
瞬膜がでているが意識はしっかりしてそう

頭を垂れてしゃがみ込むカイリ

猫は誰にも見られない場所で死にたがるという
本能的に場所を探しているのかもしれない。

それかただ外の空気が吸いたかったのかもしれない。

しばらくしたら自分から家に入る
やはり賢い子。

落ち着かない様子で
呼吸が早くてしんどそう。

早く楽になるといいね。
と、心の中でつぶやいた。

外で付き添っている時に
カイリは会ったことのない

私の母の説明をした
「ママのママがあちらの世界にいる。
猫が大好きだから、
カイリのことを喜んでむかえてくれる。
母にもよろしくと伝えてあるよ。」

10時半いよいよかもしれないと感じる

うつらうつらしながら
たびたびこちらを見るカイリ

愛おしくてたまらない。

楽になるように、
痛みが消えるように
部屋にエネルギーをかける。

クルックルッと
カイリが寝てる時特有の音がする。

誠に可愛らしい
大好きでたまらない

ずっとうつらうつらしている。

今日は雨だし、
ずっとこうかもしれないなと思う。

12時からの仕事はキャンセルして
13時病院に行くことにした。

夫に話したら夫も仕事を切り上げて
車で病院まで連れていってくれた。

胸水が溜まってて息苦しいといけないと
思って抜きに来たのだが

胸水はたまっておらず、
レントゲンに移った肺は黒くてきれいだった。

痩せて力を無くしたカイリ
レントゲン写真を持って帰りたいと思った。

驚いたことに、

先週肺にあった
ガンと言われた白い塊が
無くなっていた。

不思議である。

投薬してたけど
こんな短時間で腫瘍が消えるなんて
ありえないと獣医さんも言っていた。

動物病院の診断、
レントゲンとか血液検査の結果は
案外疑わしい。

人間の医療と動物の医療は
別物だと思ったほうがいい。

痛み止めにもなるということで、
ステロイドの注射をして帰る。

病院のスタッフさんたちも
もうカイリの先が長くないような
そんな接し方である。

とりあえず、
呼吸が早いのは胸水のせいじゃなくて安心した。

そのまま夜になり
ずっとカイリに付き添う。

10月24日木曜日

午前3時39分
冷たい玄関のタイルの上で昏睡状態

猫は死ぬ準備として体を冷やすという。

時々目を開けるが
静かに横になっている。

午前5時17分
ブリコがきて頭を上げる。
うとうとしながら感覚は生きている。

強い子だ。

一緒に寝ていて、
もう毛布をふみふみしてくれないのかと思うと
胸がギュッと締め付けられた。

本当に幸せだった。

ペットロスが怖いから
動物は飼わないと
いう人がいる。

気持ちはわかるが

最後が悲しいからって
それまで過ごした幸せな時間を
忘れてないだろうか?

幸せが終わるのを嘆くよりも
カイリに感謝しようと思った。

カイリが楽になるまでずっと側にいると決める。

もっと近づきたくて
玄関タイルの上に四つん這いになる、

チューさせてと顔を近づけると迷惑そう。

仕方ないからほっぺにする。

頬の毛のふわふわに触れて幸せである。

またね、というと
クゥと返事をしてくれた。

午前5時47分
空が白んできた。
一緒に近所を散歩する。

私がどうしても
コスモスとカイリの写真を撮りたくて
歩いて1分の公園へ。

なかなか上手く撮れた

口の周りが水でべちょべちょ

カイリを抱けることが嬉しかった。

抱えてみるとお尻~後ろ足に
おしっこがたくさんついている。

ミトンシートで拭いたけど
毛に付いているものは取りづらくてもどかしい。

帰ってきたら夫が降りてきた。

カイリが生きているのを確認して
もう少し寝るね。といってまた上がっていった

なんとなく気になったらしい。

昨日よりカイリが小さくなっている

あんなに立派で活発な猫だったのに

もう本当にお別れなんだと悟る。

しかし、あと数時間から数日は一緒にいられる。

カイリのためになることならなんだってしたいけど
昏睡状態の猫は何もしないのがいいとネット記事で見た。

情報社会は悩ましい。

廊下でうずくまって
もう体力の限界のようだ

昨日もフラフラだったけど、
今日はさらにフラフラだ。

猫は旅立ちのときに
残された人に必ず渡すものがあるという。

カイリから渡されるバトンを確実に受け取りたい。

午前6時
水をたくさん飲み自分でおしっこをする。
水を換えてきたらそれも飲んだ

飲みながらブシュンブシュンと
小さなくしゃみみたいなのをする。

フラフラしながら寝床に行って
自分で丸くなった。

よかった、あの冷たいタイルで
離れた距離がもどかしかったから、

ここなら私も楽に見れる。

そういえば、仕事を全くしていないことに気がついた。

でもいいや、こんな時は許されるだろう。

しかし、この隙間時間に発信するかしないかで
多分レベルが分かれるんだろうなと思う。

全て終わってからじゃなくて、
都度まとめて発信するようにしないと、だね。

ヒゲについた水滴が光っていてきれい。
こんな感じで明日の朝も迎えられるだろうか。

10月25日金曜日

昨日より呼吸が穏やかになった。

10月23日 61 回/分
10月24日 35 回/分
10月25日 21 回/分

寝ているときの呼吸を数えるようにしている。

普通の猫だと1分に15~20回らしい

ついに昏睡状態に入るのだろうか。

寝不足で昨日は夜中の0時から2時ぐらいが猛烈に眠くて寝てしまった。

気持ちを落ち着けたくて
猫のターミナルケアの本を楽天koboで買って読む。
電子書籍は読みたいと思ったときに読めるのがいい。


「ペット 火葬」で検索して
近所でいくつかヒットした。

もう死ぬのが確定のような行動をするのは
どうかとも思うけど

墓穴を掘ると病状が回復するという
ジンクスもあるのを知って

よさそうな火葬場の目星を付ける。

棺桶替わりにバスケットの方が可愛いかなとか
飾る花は白薔薇がいいなとか
ドライアイスを調達した方がいいかなとか

あれこれ考えていると
ちょっとは気がまぎれた。

「猫 死ぬ前」で検索すると
どうやら最後の最後は呼吸が早くなったり
けいれんしたりいきなり起きたりするらしい。

すーすー寝ている愛猫が可愛い。

起きたら朝の5時
結構寝てしまった。

パジャマのズボンをジーパンに変えて
カイリを連れて朝散歩する。

本ニャンはきつくて
散歩どころじゃないかもしれない
けど、気分転換に外の空気を吸わせたい。

日日草を見るカイリ

16年も私が与えた室内しか
経験してこなかったカイリだけど

世界は広くて面白いこと
まだまだ楽しい体験が待っていること

カイリに知ってもらいたくて約束をする。

「元気になったら毎日朝散歩しようね」

庭を整えて
猫が自由に遊びたいときに遊べる環境を作りたいと思った。

1階の出窓にウッドデッキをつけて
そこから網の柵で安全対策をして

猫が木の下の土や草の上で寝たり
虫を見つけて遊べるようにする。

本気で業者さん行って
見積もりとってローンを組もうかと考える。

家に帰ってご飯を変える。

イワシをほぐしたものと
高カロリーちゅーる
ささみのおやつもほぐしてあげる。

すると、
高カロリーちゅーるを少し舐めてくれた!

明らかに昨日より状態がよくなっている
喜んで家族や友達に伝える。

三途の川から引き返してきた?

しかし、もう心臓も腎臓も肝臓も肺も
ボロボロなんじゃないか?

ネット検索で見つけた記事では
カイリのような症状をつづった
数日後に亡くなったという報告ばかりだった。

油断はできない!と思いつつも
嬉しさがこみ上げた。

10月26日土曜日

毎日恒例となった朝散歩をする。

肌寒い中の朝散歩

民家の花とカイリの写真を撮る。
玄関口まで来ておろすと自分で歩いて部屋に入っていった。

イワシとちゅーるを食べた痕跡があってうれしい。

瞬膜が半分出ているうつろな目で
失禁していて
口元はびちゃびちゃ涙も出ていた
2、3日前とはうって変わって

目はしっかりしたし
おしりも濡れていないし
顔は自分で洗ってきれいにしている。
もとのフワフワでまんまるお目目のカイリに戻っている。

甲状腺機能亢進症を克服したのかもしれない。

今後のケア方針

どういうわけだか
甲状腺機能亢進症の症状は治まりましたが

このまま病気が消えたとも思っていません。

今回レントゲンや超音波で
検査していただいた先生によると
甲状腺ガンはほぼ間違いない

とも言われています。

もうメルカゾールは効かない気がするので
カナダ産の猫の甲状腺機能亢進症に効く

サプリをお取り寄せしました。

29日に届きます。

この調子であと5年は生きてほしい!

薬と病院をやめて
手作り食とサプリでどこまで生きれるか?

これからカイリと話しながら
方針を決めていきます。

10月31日午後8時から
新規オーダー受付をします。

詳細はこちらのページをご覧ください
https://nekobear.com/order/

スポンサーリンク