服を着たぬいぐるみは好きですか?
メーカーや作家さんのテディベア・アニマルを眺めていると服を着ている率は4〜5割ほどでしょうか?
ぬいぐるみに服を着せること、ぬいぐるみコスチュームの入手方法についてまとめてみました。
ぬいぐるみに服を着せるメリット・デメリット
ぬいぐるみにお洋服を着せると
- 人間っぽくなる
- 大事にされてる感が出る
- 着せ替えによって気分を変えられる
メリットがあります。
反面デメリットとしては
- 毛並みが隠れる
- 煩わしい
- 跡がつく
ことかなと思います。
作家さんでも考え方はそれぞれで、そのものが可愛いんだから服は不要だとか、本体の美しいフォルムやワイルド感を大事にされてる方は着せない印象です。
私自身はというと、服を着ているぬいぐるみが好きです。
こちらのハーマンくんも数あるアンティークベアの中で、この柄ニットを着ている姿に惹かれてお迎えしました。
昔、物が溢れてなかった時代にわざわざぬいぐるみのために服をこさえて着せているという、愛情がいいなと思います。
考えてみると、私は人により近い動物が好きなようです。
野生動物も素敵なんですが、写真やテレビ番組の中の世界であり私にとっては遠い存在であって、
より人の近くで人に世話されて人と共に生きてるに動物に興味があるんだなと思います。むしろ動物を人と同じように見ているのかもしれません。
さて、話はそれましたがお洋服を手に入れる方法としては3つあります。
ぬいぐるみコスチュームの入手方法
- 市販品を購入
- 自分で作る
- 人に制作を頼む
それぞれ詳しく説明します。
市販品を購入
1番簡単でお値段も安いです。ただ売ってるお店が少ないですね。
おそらく国内最大手は「Dear Bear」さんです。
西武池袋などに実店舗がありますので、服を着せたいぬいぐるみを持っていって試着させるとよいでしょう。
ダイソーさんやセリアさんなど100均にもぬいぐるみコスチュームがあることがあります。
サイズについて、ドールはピッタリサイズでないといけませんが、ぬいぐるみの場合はある程度伸び縮みしたり毛のボリュームがかるのでアバウトでも様になるような気がします。
ピッチリだとプーさんっぽい感じ?といいますか、ゆるくて可愛いですし、
ブカブカでもある程度は許容範囲な気がします。
安全ピンやお裁縫が得意な方は縫い直してもいいかもでちー
来月、7月30日〜31日に浜松町で開催されますテディベアコンベンションはなかなか狙い目だと思いますよ!
個人の作家さんで、お洋服やぬいぐるみ小物を作られてる方もいらっしゃいます。
ぜひ、掘り出し物を見つけてほしいでちー
お気に入りの子を連れて行って、いいコスチュームを探してみてください。
自分で作る
自分で作ることについては、まず型紙取りから始まるんですが、全部説明するとすごいボリュームになっちゃいますので。今回は型紙取りを少しだけ説明しますね!
トップスの場合
まずは着丈とウエスト、脇の下を測ります。
曲線はフリーハンドで書くでちよー
背中も同様に書いて切ってあてて微調整をしまして、トップス(袖なし)の型紙が出来上がります !
ボトムス の場合
ウエストと丈をはかって、股下と、あと裾口の長さを測ります。
(ウエストは先程測ったので省略)
お尻も同様に型紙を作りますが、ネコの場合しっぽがありますのでしっぽが出る部分に穴をあける位置も型紙に書きます。
このように作った型紙をもとに服を作っていきますが、布の厚みやハリ感によってもまた微調整を繰り返します。
たくさん作っていると大体の感でわかるようになりますが、私もはじめは失敗ばかりでした。
もしご興味がありましたら、ドールの本なども参考に、ぜひオリジナルデザインで作って着せてみてください!このブログでもまた記事にしようと思います。
人に制作を頼む
ネコベアオーダーで衣装のみやってます!
ただいつも大変混み合っておりまして、申し訳ありません・・・
ネコベア以外のぬいぐるみ(お手持ちのぬいぐるみちゃん)の服を作ってもらえませんかとお問い合わせをいただいたことがあります。
その時はタイミングが合わなくて見送られましたが、それだけ私のぬいぐるみ服作りの腕を信頼してもらえたんだなぁと嬉しく思ったのを覚えています。
服に凝るテディベア作家さんが少数派?なんですかね?
特にオーダー製作をしているところは私以外では見たことがないです・・・
もし、ぬいぐるみ服のオーダー製作をしている方がいらっしゃったら、ぜひコメント欄で教えていただけたら嬉しいです!
私は「洋裁の学校に通ったんですか?」と聞かれたことがありますが、通ったことはありません。ドール服などの本を読んでの独学です。
10年くらい前に、ヴォーグ学園のドール服講座に一度だけ行ったことがあります。6回ぐらいの講座でしたが、お人形の採寸法などなかなか参考になりました!
あとがき
ぬいぐるみのコスチュームについて色々と書いてみましたが、
やはり本体が大事です。
人間でも、お洋服が可愛いなと思うのはモデルさんが可愛いからというのがよくあります。そしてモデルさんが可愛ければ何着ても何をしても様になるという、可愛いかどうかは遺伝で決まってる!みたいなある意味残酷?な現実があります。
最近話題の「現実を生きるリカちゃん」リカちゃんがスウェットとか地味な部屋着で頭にターバン巻いてたりするんですが、さすがリカちゃん!何着てもどんなポーズとってても可愛いんですよ。
私も大好きでよくみてます。小物がすごいですよね。
本体をよくすることが1番の課題になりますので、作り手としてはまずは本体。
本体を100%としますと、お洋服や小物を加えることで120%にしていくイメージです。