ネコベアのグラスアイは、創業当初から私が手作りしています。グラスアイを作る作家は珍しいようで話すと驚かれます。
ネコベアのためにグラスアイを作り続けて10年目。私の場合の作り方をまとめました。
グラスアイを手作りして、
- 他のテディベア.・アニマルと差別化したい方
- 市販のグラスアイでは満足できない方
- グラスアイ作りに興味がある方
ご参考にぜひどうぞ!
道具と材料
- ファンバーナー (https://kinariglass.shop/?pid=147147839 )
- (家にガス栓がある場合)ガスホース
- (家にガス栓がない場合)piiq、ガスボンベ、プラ容器(https://kinariglass.shop/?pid=147147841)
使ったことはないのですが、おそらくこちらも使用可能です。
こちらにはプラ容器がついていないのですが、少し安いかな?みたところpiiqと形状はほぼ同じようです。
- 予熱台(現在欠品中のようです。https://kinariglass.shop/?pid=145198009)
おそらくこちらのスタンドも使用できますが、炎の周りは熱くなりますのでプラ素材は厳禁です。
棒と金具をうまくDIYできれば使えそうですが・・早く入荷してほしいですね。
- グラスアイの型(https://kinariglass.shop/?pid=145207171こちらのマーブルモールドも使えそうですが、私が購入した当初にはない製品でしたのでhttps://lampwork-glass.ocnk.net/product/1628私はこちらを使用しています。)
- グラスアイの型を予熱する台(https://kinariglass.shop/?pid=145196482こちらがあればベストなんですが、長らく欠品中なので私はAmazonさんでこちらを購入してダイソーさんのポケットストーブ五徳で高さを調節して使っています。)
- 保護メガネ(https://kinariglass.shop/?mode=cate&cbid=2564418&csid=1私が購入したときはもっと安かった印象が・・私が現在使っているものは廃盤の様子)
- ピンバイス(専用のものもありますが、https://kinariglass.shop/?pid=145187219 私が買った当初は欠品していて別のものを使っています。)
おそらくこんな感じの普通のもので大丈夫です。
- ガラスロッド(私は白・透明色ガラス・虹彩用の黒ガラスの3色を基本的に使っていますが、お好みの色で)
- 真鍮線(直径0.7mm)(https://kinariglass.shop/?pid=148671039)
- 耐火シート(熱いガラスが落ちると床が焦げます)(https://kinariglass.shop/?pid=145212675)
- ガラスロッドを置く金属製のトレイ(100均のキッチン用品売り場にあるもので十分です)
- 徐冷材ビーンズライトと金属製の容器(クッキー缶など)(https://kinariglass.shop/?pid=145161718)
- 軍手(手が熱いときに使いますが、ガラスロッドが持ちにくくなるので慣れてきた人向けです)
- 夏は水分と汗ふきタオル(作業中めちゃめちゃ熱いので)
- 冬場は足が冷えないようにもこもこ靴下やスリッパ(バーナーより上は熱いんですが、足元は冷えます)
殆どの材料はこちらのキナリガラスさんオンラインストアで購入できます。
関東ですと浅草橋、他に大阪・名古屋・神戸に教室・店舗があるそうです。
10年前は九州の福岡にもお店があったでちー。
ママは熊本から新幹線に乗って福岡の教室に体験をしに行ったんでちよー!
設置
- ガス栓
- 換気扇
- 電源
の3つを確保するところからです。
一般的な賃貸などですと、おそらくキッチンのガスコンロを一時的にどかして設置することになると思います。
ファンバーナーのガスは プロパンガスでも都市ガスでもいいみたいです。
私は熊本にいる時はプロパンガスで東京では確か都市ガスでした。
ガスホースの接続はガス漏れが不安でしたらガス屋さんに要相談です。
(我が家もですが)オール電化のご家庭などガス栓がない場合は、piiqなどガスボンベ供給セットを使います。
使用中に気加熱でどんどんガスボンベが冷えてガスが出なくなるので、水につけて5度以上をキープすると良いです。
ファンバーナーに着いているACアダブター1mぐらいなので、延長コードも必要かもしれません。
しかし、このpiiqのガスボンベ・・まともに買うと1つ1000円ほどしますので、4時間2千円はきつい!
私はいつもこちらを購入しています。
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プロパンガスを個人販売しているところが有れば、ボンベを購入して持っていけば入れてもらえるそうですが、段々と規制が厳しくなっていて扱ってくれる業者さんが減っているそうです。
お家のガス栓からの方が断然安くすむでちよ〜
グラスアイ作り
細引き
土台になる白ガラス以外は、予め3〜1mmほどになるよう細引きします。
いざ、作ります!
私が実際に作っているところはこちら↓
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インスタグラムに上げた動画なのですが、珍しいせいか再生回数が2つ合わせて3千回以上!
今のところ1番ヒットしています!
動画で早送りした部分を説明するでちー
大きさによりますが、数時間〜半日後に取り出して完成です!
要注意事項!
- ガラスは急に熱すると割れて飛び散ります。慣れないうちは床に破片が飛び散って危険なので耐火性のあるシートなど広げておくと良いでしょう。
- 熱したガラスの柔らかさだったり加熱する時間だったり力の入れ具合などなど、感触で覚えるしかない部分もたくさんあります。はじめはガラスやバーナーの扱いに慣れることから始めると良いでしょう。
- 気温や体調に左右される部分もありますので、調子の悪いときは無理にグラスアイ作りをしない判断も重要です。
- 火の取り扱いにはくれぐれも注意してくださいね!
- 安全第一。使用後はガス栓を必ず元栓まで閉じましょう。
やけどしないようにするでちよー
あとがき
私は一番はじめにファンバーナー体験講座に行って、必要な道具をチェックして以降はグラスアイ作りほぼ独学です。
市販のグラスアイでは私がやりたい表現ができないと思ったので頑張って作ることにしたのですが、これがまあ大変!
10年やっていても10個作って1対できるか出来ないかですから成功率(使えるグラスアイが作れる割合)は2割ほど・・
しかしながら、モヘアのテディベア・アニマルにはやはりレジンやプラスチックではなく、同じ天然素材で固くてキラキラして重さがあるグラスアイをつけたいものです。
市販品を使われている作家さんも、真っ黒でない場合のグラスアイは、左右が合わなくて苦労されているという話はよく聞きます。
お人形は顔が命とは言いますが、顔の中でも目は命なので、グラスアイはやはり重要なんですね。
キナリガラスさんにドールやぬいぐるみのグラスアイ作成講座などもあるようです。
ドールやぬいぐるみのグラスアイは、とにかく作っている人が少ない!
かなりの専門分野にはなりますが、需要はありますので、もしグラスアイ作りにピンときた方はぜひチェレンジしてみてください。
そして感想などコメント頂けたら嬉しいです!
え?私はグラスアイの販売はしないのかって?
グラスアイ作りは気がすり減るので、ネコベアの分を作るのに精一杯です。申し訳ありません!!