猫の病気は、人間とは違って病院にかかる子もいればかからない子もいますし、研究や症例もずっと少ないと思います。
謎が多い猫の病気について、情報共有できたらといいなと思います。
我が家の長女猫カイリと同じように、猫の甲状腺機能亢進症に悩んでいる方、猫の食欲がなくて困っている方へ・・・

今年の4月からカリカリを食べずに痩せてしまったカイリ、お薬と手作り食で現在は小康状態です。
いつかまとめようと思っていて伸び伸びになっていたので、ここで誰かの参考になるようまとめておきたいと思います。
甲状腺機能亢進症が発覚から現在までの推移

発覚〜治療
3年前、当時10才だった我が家の長女猫カイリは、その前の定期検査では異常なしだったのに、急に1kgぐらい体重が減っていたため検査したところ、甲状腺の値T4が10.7μg/dL(基準値0.8〜4.7)で高値だったため、甲状腺機能亢進症の診断を受けました。
猫の甲状腺機能亢進症の治療は、
- 内服薬(メチマゾール・チアマゾール)
- 食事療法(ヨウ素制限食、現状ではヒルズのy/dのみ)
- 手術で甲状腺を切除
の、3つです。(海外ではアイソトープ(ヨウ素同位体)を用いた治療もあるんだとか・・)
薬は副作用が怖かったので、食事療法を選択。手術は体質的に麻酔NGなので出来ません。
心を鬼にして食事をヒルズのy/dのみにしました。
こちらのy/d、幸いにもカイリははじめからよく食べてくれました。
缶詰は大きいので、4分割して1回1/4ずつ与えていました。残りはラップに包み冷凍庫へ、レンジ(600w)で1分弱温めて人肌ぐらいにして与えました。
しかし、おやつやカイリの好物フードを食べさせてあげれないのはなかなか可愛そうでしたね・・・。

実は、押し入れの買い置き一般フードを袋破って盗み食いしてたんだけどね〜(ママは管理が甘いでち〜)
y/dは1年半続けましたが、血液検査で肝臓の値が高いことを指摘され、
肝臓サポートフードに切り替えました。(その後、獣医さんのご意見で肝臓サポートは必要な栄養が限られるからカイリの適用ではないとのことですぐに辞めましたが・・)

簡単に買えるけど〜療養食は、獣医さんにまず相談してほしいでち〜
ヨウ素制限ができなくなりましたので、チアマゾールの投薬を開始しました。

私はいつもこちらのサイトから買っています。
https://usapara.pet/product/UP07609
海外からの個人輸入です。自己責任になりますが、私の場合これまでのところ全く問題ありません。
はじめは2.5mgを半分に割って朝晩あげていましたが、体重や血液検査の値によって増減しまして、今はずっと1日に5mgを半分に割って朝晩あげています。
甲状腺と肝臓の値
甲状腺機能亢進症への対処を、食事から投薬に切り替えたところ、肝臓の値は正常値になりました。
甲状腺機能亢進症によって肝臓の値が高くなるというのは、まあまあ有ることのようですが、カイリの場合血液検査でT4の値が正常でも肝臓の値だけが高くなっていました。

我が家の場合にはなりますが、食事療法では肝臓の値上昇は防げなかったのですが、チアマゾールでは防げるようです。

ホルモンとか内分泌はよくわからんでち〜
チアマゾールの副作用??
はじめのうちは全く気になりませんでしたが、次第に以下の現象がよく見られるようになりました。
- しっぽを追いかけてぐるぐる回ったり、しっぽにシャーと言って怒ったりする。
- 関節炎なのか前足が軽くカクッとなることが時々ある。
副作用なのか何なのか??気にし過ぎだといいのですが・・!
薬をやめるわけにはいかないので悩ましいです。
メチマゾールスポットオンという、耳に塗るタイプのチアマゾールも試してみました。
https://usapara.pet/products/c?cid=360
投薬されないのは本ニャンにとっても私にとってもストレスフリーでしたが、いかんせん月に8千円は高い・・!
いざというときだけに使うことにして、今は通常の錠剤を使っています。
血液検査は異常なしでも体重減少
グラフの通り、2021年2月〜5月頃には体重が5kgを超えるくらい調子が良さそうでしたが、その後緩やかに体重が減少していって、昨年秋冬ぐらいから一回ガクンと下がり、最近またガクンと体重が減ってしまいました。
直近では4月に血液検査をしましたが、甲状腺T4も肝臓も腎臓も異常なし・・
本ニャンも特に悪い様子もなく、ただご飯を残すことが増えたかなと言う感じでした。
(もともとダラダラ食いなので一日の給餌量を把握しておらず、曖昧ですみません)
ただ、4月ごろからそれまで常用食だったロイヤルカナンの腎臓サポートのカリカリを全く食べなくなりました。
私の焼き魚を盗み食いしてまで欲しがるので、今は手作り食を作っています。
こちらの本を参考にしています。
与えてはいけない食べ物や、症例別のレシピなど詳しく載ってます。
病院からもらった吐き気止めのガスモチンはよく効いたようで、一時期ひどかった吐き戻しはよくなりました。
https://usapara.pet/product/UP06248
副作用も少ないので、常備しておこうかと思います。
4月〜5月は換毛期なこともあり、お腹に毛が溜まって苦しいのかなと、こちらのお薬も良かったです。
https://usapara.pet/product/UP02341
便秘で食欲不振、吐き気にも効くようです。
その後、少しずつキャットフードも食べるようになってきました!
最近のお気に入りフード
吐くとへこみますが、めげずに食べてくれてます。
自律神経失調症?
ガスモチンが思いの外重要だった点でふと思いあたったのが、副交感神経のことです。
ストレスで食べ物が喉を通らないというのは人間でも度々ある話で、強いストレスで交感神経が優位になり過ぎると吐き気がして食べられなかったりします。
カイリさんもそれなんじゃないかと・・・
早速カイリのストレス軽減のために
- 怒らない
- 好きなものを準備する(爪とぎ・またたび・おやつ)
- 運動と日光
- サプリ系(パッチレスキューレメディ)
心がけております。
そういえば、コロナ以降、生活の変化や忙しくし過ぎたところがあり、気づけば猫たちにあまり気を使ってなかったなぁと反省しました。
もっと猫とのゆっくりした時間を増やそうと思います。
(とはいっても、ちびっこ達がいるときはとにかく呼ばれまくるので難しいんですけどね・・)
猫さんは毎日いてくれるだけで幸せな存在です。できるだけ元気で長生きしてくれますように!!
また随時、状態を追記していこうと思います。

猫に良いものや体験談などぜひコメント頂けたら嬉しいでち〜